避難シュミレーションゲームを実施しました!
9月17日は、以前「防災教室 いのちをまもる」をやらせていただいた楢原小学校の、PTA防災会議に参加させていただきました。
内容は主に、自助と共助の大切さ、そして、災害時にどの様に地域で連携していくか、ということです。東京都の水道局に勤めてらっしゃる保護者の方が企画し、進行してくさいました。
私たちは、「避難シュミレーションゲーム」をやらせていただきました。
この、「避難シュミレーションゲーム」は、徳島県発の、より災害時を意識した避難訓練です。5人1組をつくり、災害時の転倒物などを模した障害物の設置されたコースを進むという簡単なもの。しかし、5人のうち3人は、腕や足、目にけがを負ったという設定で避難してもらいます。制限時間もあり、オーバーをすれば火災によって避難が出来なくなったという設定で、避難失敗になります。そして、全ての判断はチームにゆだねられています。
こちらが今回作成したコース。椅子や、平均台などで仕切りを作り、跳び箱などの障害物を設置しました。
まずは自分たちで点検。安全上のチェックです。
健常者だけでまわると、1分ほどでした。
今回は、児童も参加してくれたので、大人と子供を混ぜたチームを作り、実践してもらいました。誰が怪我人役をやるのか、担当を決めていざスタート!
みなさん協力し合って頑張っています。目の見えない人に「前に段差あるよ」とか、「右に曲がるよ」とか声を掛けて見たり、足を怪我している人には方を支えてあげたりと工夫をしています。
一番難しいのは大きいマットと、台でできた段差らしくみなさん苦戦していました。
健常者では1分で回れたコース。しかし、ハンディを背負った人が混ざると倍以上の時間がかかりました。
子供も大人もみんな脱出ゲーム感覚で楽しんでいただけたのでよかったです。そして、振り返りでは、「楽しかったのでまたやりたい」「目の見えない人を誘導するのが大変だった」「新しい発見が沢山あった」などの感想も聞こえました。まずは、こういった「楽しいアトラクション」をやってもらうことで防災を考えるきっかけになるのだと思います。
今回は、実験的な意味でやらせていただきましたが、次は来月楢原小学校で行われる「防災キャンプ」で本格的にやらせていただきますのでパワーアップさせていこうと思います。
この避難シュミレーションゲームは時間や場所の広さ対象者などによっていくらでも対応が可能です。楢原小学校以外の学校や自治体、イベントなどでもやらせていただければと考えています。お声掛けお待ちしております!